本ブログではレイシズムについて学べる本について紹介します!
今回は入門書や専門書等、思想を学ぶ本に絞ってご紹介します。
レイシズムとは
「レイシズム」という単語を聞いたことがありますか。
先日、とあるミュージシャンが作成した「コロンブス」をテーマにMVが物議を醸しました。
そこで問題になったのが「レイシズム」という概念です。
レイシズムとは簡単に言うと「人種差別」のことです。
ありもしない優等人種と劣等人種をつくりあげ差別をするのです。
そのような思想を深く学ぶための本を紹介します!
レイシズムについて学べる本(3冊)
1.14歳から考えたいレイシズム by アリ・ラッタンシ
名言:どのような形であれ”人種”の問題は、なおも頑固に存在しています。
重要度 | 4 |
読みやすさ | 3 |
14歳とタイトルには書いていますが、内容は正直に言うと難しいです。
但し何度も読む事によってレイシズムの歴史を学ぶことができます。
例えば先ほど述べたコロンブスがなぜレイシズムの観点から非難されるようになったのかも理解することにつながります。
「14歳から考えたい」シリーズは他にもあるのでいずれ紹介します!
2.レイシズムとは何か by 梁英成
名言:レイシズムとは、人種化して、殺す(死なせる)、権力である。
※原文には「人種化~権力」まで強調点あり。
重要度 | 4 |
読みやすさ | 3 |
先ほど紹介した「14歳から考えたいレイシズム」は世界史的にレイシズムを理解する本ですが、この「ルッキズムとは何か」は日本でのレイシズムの歴史や構造にスポットライトを当てています。ニュース等で耳にする「ヘイトスピーチ」や在日コリアン等についても理解も深まります!
3.レイシズム(思考のフロンティア)by 小森陽一
名言:「差異」の「価値づけ」は、他者の側に見出した自己との違いを、否定的なものとして意味づけ、それと対比的に発見された自己の特徴を、ひたすら肯定的に描き出すという形で行われる。
重要度 | 4 |
読みやすさ | 3 |
文学研究者として有名な小森陽一さんによるレイシズムの本です。
文学研究者という観点で述べていることもあるため例えば、言語システムと差別の関係について
考えられています。また実際の文学作品を通しての考察もあるため文学好きにもおすすめの一冊です!
まとめ
日本にはレイシズムは存在しないと語る人も多くいますが、実際は至る所に存在しています。
今回紹介した本を読むことでメディアでの”日本人”の表彰のされ方について見方が変わるかもしれませんね!!
また、今回紹介した作品は電子書籍からも読めるのでぜひ下記よりチェックしてください!
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